shizuさまより頂き物 <2011.11.20>
わいでは絵で表現できないステキえろ表現があああ!!
『伊藤君の『真愛』とまこルル様の『譲れない矜持』がメイン。
伊藤は傷つけないよう、苦しめないように気は使っているんです。でも、誠は、どうせ伊藤だし…と拒否ってます。
彼も男ですし、すんなり受け入れるのは不可能に近い。セクロス後の『指』が内面を表す…』
といという、ちょっと切ないお話!!本編では中々見れない誠がセクシーです(^^)
『絡む』
部屋の中心には大きなベッド。壁も天井も鏡製。
隅に設置されているバスルームはガラス張り。悪趣味な部屋。欲望を処理する為の場所。
ここはラブホテルの一室。
「気持ちいいよ…」
上擦った男の声。その手は、股間に顔を埋めているオンナの髪を掴んでいた。
口淫の最中だ。オンナは休むことなく舌を這わす。
ねっとりと裏筋を舐め上げる。滴り落ちる粘液を味わい、嚥下する。
濡れた舌はやがて尿道口に辿り着き、内部に潜り込む。更に溢れ出すカウパー腺液。舌は全てを舐め取っていく。
「うっ…」
男がうめく。オンナの唇はルージュで彩られていない。
その口が大きく開き、亀頭を呑み込んだ。右手でペニスを扱き始める。男の一物は長大だった。フェラチオするにも疲れる程に。
「あぁ…。あぁ!」
激しい刺激に耐え兼ねたのか、男は身を捩った。オンナは口を窄め、尚いっそう締め付ける。
「ダメだ!出る!」
男はオンナの頭を下腹に押し付けた。オンナは扱くスピードを上げながら亀頭を吸う。口腔そのものでキツく吸い上げる。
「あぁあああ!!!」
男は背を弓なりに逸らしながら、一気に精を放った。
若さそのものの激しい吐精だった。玉のような汗が飛び散る。オンナは口を離したが、噴き出された体液を唇で受け止めた。
固形に近い粘液でいっぱいになる。オンナの整った真白い顔も黒髪も、男の腹部もベトベトだ。
「…まこ…と…」
男は余韻に浸りつつも腕を伸ばし、相手を手荒く引き寄せる。
シーツの上に押し倒し、強引に脚を開かせる。まことと呼んだオンナの肉壷で更なる喜悦を得るためだ。
だが、男の下に横たわるまことは、
「乱暴だな」と短く詰った。
その声は女のものではなかった。
低くはないが、確かに男の声だ。凛然と響くその声音。
今、淫らに交わっているとは思えない程に冷たく、非常ささえ感じさせる声だった。
それに気付いたらしく、
「まことぉ、もういいだろ?」
拝むように男が言った。ペニスが勃ちきっている。若い彼にはもう我慢が利かないのだ。
「…あぁ」
まことは無表情に頷いた。が、心の中では、おまえが今更、俺に尋くか?
俺の意志なんかどうでもいいくせに…と責めていた。
…おまえはただ俺とヤりたいだけなんだよ。いつもちんぽギンギンにおっ勃たてて俺にしゃぶらせる。
で、尻に突っ込んで好きなだけ射精して、はい、さようならだ。
迷惑なヤツと嫌悪しつつ、誠は全身の力を抜いた。
男は忙しなく圧し掛かってくる。
両脚を押し開いて、後孔に当てる。巨きな雄芯を遠慮なく突き入れて来る。
キツい。痛い。苦しい。でも良い。良い?
…良いよ。だから抱かれてやっている。おまえの自慢の一物で貫かれるのは最高だ。
肉を割り開かれて奥まで突き立てられる。掻き回され、グチャグチャにされる。頭が真っ白になるまで攻め抜かれる。
意識が跳ぶ程の快楽が堪らないのだと、誠は思っている。
だからこんな、自分には全く相応しくない男に身を与えているのだ。
…コレが好いからだ。けど、おまえは嫌いだよ。
誠は自分を縛り付ける鎖が外れるのを感じた。束の間の自由が来る。真っ白な楽園に墜ちていく・・・。
「はぁああああ!!!」
宙に浮く状態の両脚。太股を自分の手で掴み、固定する。男が動き易いようにする為、
自分がより深く愉悦を感じる為にだ。
「あああああああ!!!」
誠は髪を振り乱して叫ぶ。
「あああ!!良い!良いよぉお!!!良い良い良いぃ!!!」
「良いのか?なぁ良いのか?あぁ!まことぉ!!」
グチャグチャグチャ……。
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生きた肉が絡まり合う音がする。弾む男の吐息。喘ぐ誠の声。
ベッドはきしみ続けている。
その上でまぐわうのは茶髪と黒髪の青年。
それはエネルギーとエネルギーのぶつかり合い。本来、交わる事のない二人の性。ゆえに不自然な関係。
「はぁ!良い?俺の好き?なぁまことぉ?あぁ!」
「好き!好きだよぉ伊藤の!あぁん!悦いよぉちんぽぉおおお!!!」
ジュブジュブジュブ………。肉欲が音を立てる。欲しがる者達が互いを貪り合っている。
「まことぉ!好きだよ愛しているよおまえだけだ俺の命より大事だよぉ愛してるぅううう!!!」
「はぁん!ちんぽ悦い!!悦いよ悦い!!あはぁあ!悦っいぃいいい!!」
「誠誠誠誠誠ぉおおおお!!!好きだ愛してる愛してる愛してる……」
「も、ダメ!ラしてぇえええ!!!」
犯す男の肩に爪を食い込ませながら、誠は幼子のように強請る。おまえの熱い精が欲しいのだと。
「やるよぉ、俺の!全部呑め!!まことぉ愛してるよぉおまえは俺の物だ俺の天使ぃ!!!」
ビクビクと動く伊藤の肢体。彼は今、滾り燃える雄の命を必死で射ち出している。嬌声をあげて応える誠。
「ひゃあレてるぅレてるぅ!!熱い熱い熱いぃ!!燃えちゃう俺が燃えちゃうぅ!!!」
「まことぉおおおおおおぉぉぉ!!!」
愛していると訴え続ける男と身体だけの関係なら認める青年。
心をも望む伊藤。心など無いと切り捨てる誠。
それは平行線。決して交わる事のない、コインの裏と表。
欲望のままに互いを貪り合った二人は乱れたシーツの上だ。
弾む胸。流れる汗。紅潮した頬。背を向け、息を整えようとしているのは誠。その肌に口付けするのは伊藤。
後ろから抱きすくめられ、首筋に唇を這わされる。忙しくキスの雨を降らされつつ、「愛しているよ」と囁かれる。
伊藤の指が誠の指を捉え、二つの指は絡まり合う。
…おまえなんか嫌いだ。
そう心で毒づきながら、誠は伊藤の口付けを受け入れた。